2012年9月30日日曜日

スペイン90日語学学習の旅~第9夜「全貌」~

昨日、更新できなかったので、今日します。もし、昨日来てくださった人がいたらごめんなさい。



本編スタート!

現地時間2012年9月1日土曜日
自分の部屋









7時30分
起床!

日本では、全然早起きではないのに、時差ボケの影響か、昨日のシエスタのせいか、比較的早くに起きた。


9時
朝食!


だらだら。


14時
昼食!


昼食時に、ホストマザーが「明日の朝食はチュロスとホットチョコレート」だということを教えてくれた。
スペインに来て、まだチュロスを食べたことがなかったので、楽しみに思う。


16時
ブエルタアエスパーニャ(世界三大自転車レースのひとつ)をテレビで観戦しようと思ったら、どのチャンネルでやっているのかわからなかったので、インターネットのライブ中継で見る。


19時
今日も、昨日と同じような時間に出発する。
車で近くの山へ向かう。


なんで、19時なんていう時間に出発するのか考えたが、もしかしたらスペイン人は日差しが嫌いなのかもしれない。
スペインは、とても乾燥しているので、日差しを歩くと暑いけれども、日陰に入ると、涼しい。
昼間は暑くても、日が沈んでからは過ごしやすい。


昨日の反省から、カメラを忘れずに持っていく。


ハビエルの運転で、2人を乗せた車は山を登る。
お昼に見ていた自転車レースのような道だった。結構、坂がきつい。

家を出てから15分くらいで山の頂上に着く。

頂上には教会があった。
頂上にある教会のとなりに建っていた像。大きい。

また、展望台のようなところからはカセレスの街が一望できた。
カセレスの中心部。この中に家があります(笑)


思っていたよりもカセレスは小さな街でした。
けれども、特に困るようなことは無く、何でもあると言えば何でもあります。


車でいろいろなところへ連れて行ってくれたお礼に、ハビエルに、日本から持ってきた「まさに和ですよ!」と言わんばかりのポストカードと日本の小銭ををあげる。
喜んでくれた。


22時30分
夕食!



就寝!


次回は、チュロス。そして、学校が始まります。

第10夜へつづく。


2012年9月26日水曜日

スペイン90日語学学習の旅~第8夜「散歩」~

現地時間2012年8月31日金曜日
ホームステイ先


カセレス到着から一夜明けた。

語学学校は、月曜日からなので、特にすることは無い。
ちなみに今日は金曜日。

9時
朝食!


朝食を食べて少しした後、散歩に行くことにする。

カセレスには、教会や、貴族の住んでいた家など、古い建物がたくさん建っている歴史地区がある。
本当はそこへ行って、写真なんかを取ってきたい!
ただ、やたらと通りが複雑になっていて、適当に歩いたら迷子になることは必定。

しかも、地図も携帯電話も何も持ってなかったので、あまり遠くに行って、帰り道が分からなくなって、帰ってこれなくなったらどうしようと不安だったのです・・・この小心者!

しょうがないので、近くの公園に行って戻ってくる。
所要時間20分、短い!

帰ってきて、適当に過ごす。


14時00分
昼食!


昼食中に、ホストマザーの長男のハビエル(35歳くらい?)が19時になったらカセレスの歴史地区を案内してくれると言ったので、喜んで行くこと。


19時
まだ明るい。

歴史地区は家のすぐ近くにあるので、歩いていく。


カセレスは城壁と見張り台に囲まれていることを認識。
たくさんの教会と広場、貴族の家を案内してもらう。

ただ、多すぎて名前が覚えれない上に、場所も覚えれない。それじゃあダメじゃん、春風亭昇太です!

唯一覚えることが出来たのは、サンフランシスコハビエル教会。
日本の歴史に登場する重要人物、フランシスコ・ザビエルの名前がついた教会です。

2時間ちかく案内してもらい、バルでコーラをおごってもらった。ありがとう。


帰ってきてから、カメラを持っていくのを忘れていたことに気づく。


21時30分
夕食!


ハビエル「明日は山へ連れてってあげるよ。車で!」



第9夜へつづく。


2012年9月22日土曜日

スペイン90日語学学習の旅~第7夜「シエスタ」~

現地時間2012年8月30日14時00分
Cáceres(カセレス)駅


ホームでmadreとprofesorに会う。
madreは65歳くらい。
profesorは40歳くらい。

日本にいる時から、メールをやり取りしていたprofesorの運転で、ホームステイ先へ向かう。
madreとprofesorの車内での会話が全くわからない。
単語もわからない上に、そもそも聞き取れないスピード。
ちょっと不安になる。

ホームステイ先に着くと、madreの長男と長女がいた。
2人とも30代後半くらいに見えた。
自分を待っていてくれたようだ。

まだ、昼間なのに、みんなビールを飲みだしたのは少し驚いた。
自分はお酒が全然飲めないので、コーラをもらった。

ゼミの先生や両親に、無事着いたことをメールで書く。


自分にあてがわれた部屋


15時30分
昼食!

トマトソースのマカロニと鶏肉を食べた。

美味い!


ご飯を食べたら、madreが「疲れてるでしょ?シエスタしなさい」と言ってきた。


シエスタとは
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簡単に言うとお昼寝・お昼休憩のこと。
スペインでは、お昼休憩を長めにとる。
お昼ご飯を食べて、そのあと、昼寝をしたり、休憩する。

シエスタのあと、また働くといったライフスタイルなのです。

日中は、日差しが出ていて暑いからというのが理由のひとつだと思います。
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大学の授業で、シエスタのことは知っていた。
だが最近はEU諸国と働く時間を合わせるため、シエスタはなくなりつつあると聞いていたので、シエスタって本当にあるんだと思った。

17時頃から2時間ほど寝る。




22時
夕食!


疲れていたのか、時差ボケの影響か、シエスタしていても、夜よく眠れた。


第8夜へつづく。

2012年9月19日水曜日

スペイン90日語学学習の旅~第6夜「大慌て」~

現地時間2012年8月30日7時00分
マドリードの滞在先ホテル


電車は9時52分だが、余裕を持って7時に起きる。


前の日に考えた、駅到着までの頭の中のスケジュール
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7時
洗面やシャワー、メールなど。

8時
朝食。

8時30分
部屋に戻って荷物の準備をする。

9時
ホテルをチェックアウトする。

9時30分
余裕を持って駅のホームに到着。
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当日、駅到着までの実際のスケジュール
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7時
起床。メールを書いたり、だらだらする。

8時ごろ
洗面やシャワー。

8時30分
朝食を食べ始める。

8時50分
朝食を食べ終わる。

8時55分
荷物の片づけを始める。

9時5分
ホテルをチェックアウト。

9時10分
タクシーを探す。

9時20分
タクシーに乗る。

9時30分
駅のタクシー乗り場に到着。
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朝、余裕を持って起きたのに、時間に余裕があるなと思って、ゆったり行動したため、最終的に余裕が全くなくなり、とても焦ることに。本末転倒。

そして、意外とタクシーを捕まえるのに、時間がかかる。

実は前の晩、フロントに行って、フロントのお姉さんに、朝タクシーを呼んで欲しいと言った。
そしてたら、グランビア通りはタクシーたくさん走ってて、すぐ捕まるから呼ばなくて大丈夫って言われたわけで。

確かに、比較的つかまえやすかったんだろうけど、一分一秒を争う時に10分ってのは・・・。

ちなみに、この電車に乗れないと、次の電車はほぼ12時間後の出発。
大幅な計画変更が余儀なくされ、いろんな人にメールを打ち、どこかで12時間待たなければいけない。

ようやくタクシーに乗り、駅へ向かう。
途中、中央分離帯の植物のためのスプリンクラーの水が、窓をあけて走っていたタクシーの運転手さんに思いっきりかかる事件があった

が(←そもそもどんなスプリンクラーだ)、無事、駅に着く。
この時、9時30分。

移動時間にとても余裕を持たせていたため、タクシーに乗った時点での緊張感は、タクシーを降りた時点では薄れていた。
昨日調べてあったので、迷うことなく改札をくぐる。


ここで、大事なことに気づく。
改札くぐった後は、どこに行けばいいのか、あまり調べてなかったのだ。


また、緊張感が高まる。
出発時刻は覚えていたので、それを頼りに電光掲示板を見て、適当に進むと、人の列があった。

どうやら、そこでもう一度切符を見せて、ホームに行くらしかった。
近くにいた駅員さんに切符を見せると、あってることを教えてくれた。

9時40分、ホームにたどり着く。
ようやく、安堵する。

電車は指定席だった。

自分の席に座る。
9時55分ごろ出発。当駅始発でも時間ピッタリには出発しない。

車内の雰囲気
スペインの車窓から

寝る!


起きる!

起きて気づいたのは、窓の景色が寝る前とは逆に流れていたこと。
一瞬ものすごい焦ったが、電車内の電光掲示板にカセレスの文字が出たので、安心する。


現地時間2012年8月30日14時00分
カセレス駅


到着!

駅のホームに降り立つと、すぐprofesor(先生)とホームステイ先のmadre(お母さん)が声をかけてくれた。


第7夜へつづく。

2012年9月15日土曜日

スペイン90日語学学習の旅~第5夜「大正義」~

現地時間2012年8月29日20時00分
マドリード・グランビア通り


今日も、お昼を食べなかったので、とてもおなかがすく。
というわけで、夕飯を食べに街へ繰り出すことに。

「地球の襲われ方」を持って歩くのは怖かったので、ちょっとのお金と部屋のカードキーだけで部屋を出た。


「地球の襲われ方」とは!
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ダイヤモンド社刊行の「地球の歩き方」のこと。
たいていの日本人観光客が持っているので、表紙の色などで目印になってしまう。
特に1人旅の方は、スリや強盗に気をつけましょう。

部屋などで見る分には、とっても便利。
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日本で20時だと、もうあたりは暗くなっている時間だが、スペインは、20時でも明るい。

どこで食べるか決めずに、よさそうなところで食べようと思っていたので、繁華街を散歩する。

いたるところにバル(bar)があるが、意外と入りずらい(精神的な意味で)。


バル(bar)とは
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バルとは、いわゆる居酒屋とかバーとは違い、ちょっと入って、ちょっとお酒飲んで、ちょっと食べて、次の「バル」へはしごできる、そんなお店です。
昼間はカフェだったりします。
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スペイン語があまり話せない上に、通りに出てる看板に書いてある料理名を見ても、具体的な料理が想像できない。
素材が何かはわかるんだけど・・・。

なにより、恥ずかしいことに、1人で異国の地のバルに入る勇気がない・・・。

大道芸人が芸をやっているのを横目に見つつ、のんびり散歩するが、さすがに朝から何も食べてないので、おなかの減り具合も我慢の限界を迎えつつあった。

しかし!そこに見えた一筋の光。


大正義マクドナルド!


わざわざマドリードまで来てマクドナルドか・・・という思いは胸にそっとしまい、とりあえず、すっと入る。

日本では個人的に好きじゃないからあんまり行かないのに、スペインで入ることになるとは・・・。

メニューには多少違いがあったので、1ユーロくらいの味の違うハンバーガーを2個とマックウォーターなるミネラルウォーターを持ち帰りで買うことに。

注文するとき、スペイン語で注文したら、レジのお姉さんは気を利かせて英語で返事してきて、逆に混乱するといったこともありつつ、無事購入する。


マクドナルドで買い物したおかげで、ちょっと慣れたので、街のパン屋さんみたいな雰囲気のコンビニに入って、コーラとプリングルスを買う。
値段が聞き取れなかったので、とりあえず、5ユーロ出して、おつりをもらう。


ホテルの部屋で買ってきたハンバーガーを食す!
食べたことある味だった。聞いたことあったけど、少し感動。

観光客が、観光地に行って、なぜかファーストフードのお店に行ってしまったりする気持ちがよくわかった夜だった。
ホテルを出発する前に、行く店と料理を決めてから行けば良かったとちょっと後悔。



ホテルで一泊!!!


今日はここまで!
次の日は、いよいよ目的地カセレスへ行きますよぉ~みなさん!


第6夜へつづく

2012年9月12日水曜日

スペイン90日語学学習の旅~第4夜「切符の購入」~

起床!


現地時間2012年8月29日10時00分
マドリードの滞在先のホテル


朝食!
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ホテルのビュッフェで朝食を食べる。
14ユーロ。チェックアウトの時まとめて払えば良いそうだ。

やっぱりトルティージャ(スペイン風オムレツ)がおいしい。
日本人の客が多いのか、ごはんとみそ汁もあった。
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うまい!


午後1時、明日乗る電車の切符を買いに、Atocha Renfe駅へと向かうことにする。
Renfeは日本でいうJRみたいな組織。

地下鉄を使おうと思っていたが、地図を見たらそこまで遠くなさそうな上、時間も余っているので、歩く。


看板にはスペイン語、英語、なぜかカタカナの表記があった。


現地時間2012年8月29日15時00分
Atocha Renfe(アトーチャ レンフェ)駅




駅に到着!

のんびり歩きながら、しかも少し迷ったので、やたらと時間がかかる。
迷わず、普通に歩けばおそらく30分程度の道のりだと思う。


そして、なぜかジャングルのようになっている駅の中で迷う。


「i」と書かれたインフォメーションを見つけたので、聞きに行く。
やたらと機嫌の悪そうなお姉さんが、「あっち」と教えてくれた。

「あっち」に行ってみる。・・・わからない。
Atocha Renfe駅は、近くへ行くための電車(cercanias)と遠くへ行くための電車の駅が合体していて、教えてくれた切符売り場は、近くへと向かう電車の切符売り場だった。


renfeという文字を頼りに歩く。


それらしき窓口を発見!
並ぶ。
空いたので聞きに行く。


renfeの7番窓口
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shaq:
(あらかじめ書いておいたメモを見せながら)切符ください。

7番窓口の不機嫌な兄ちゃん:
numero(ヌメロ=番号). numero.

shaq:
??
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まったく意味がわからない内に、あしらわれてしまった。
結局、買えず。


とりあえず、駅を歩き回る。


しばらく歩き回り、さっきの窓口であっていたということが、なんとなくわかる。


さっきの窓口に到着。
となりを見ると、renfeのインフォメーションを見つける。

renfeのインフォメーションには、またしても不機嫌そうなお姉さんがいる。
なぜかみんな不機嫌。
聞くと「あっち」と一言、さっきの窓口をあごで示した。

わかりきったこと聞いてきて、うっとおしいのかもしれないけど、わかんないんだからしょうがないじゃない!


「numero」の人は怖いので、親切そうな人を見極め、違う窓口へ。
万全の態勢を期すため、全体的に人が少なくなった頃合いを見計らって、突撃!


renfeの1番窓口
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shaq:
(メモを見せながら)切符ください。

親切そうなおじさん:
numero.

shaq:
(でた・・・!意味わからん。)??

親切そうなおじさん:
・・・OK.ついてきて。
(機械へ案内してくれる)
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numeroとは順番待ちの紙の番号のことでした!知らなかった。
日本の、銀行とか郵便局みたいなシステムがあって、まず順番待ちの紙を機械で発行して、それから窓口へ行かなければいけなかったのです。
親切そうなおじさん、わざわざ窓口から出てきて、機械のとこまで案内してくれて、ありがとう。Muchas gracias!

順番待ちの番号を表示するモニターがあって、自分の順番を待つ。
発券機とモニターには、最初来た時に、存在は気づいていたのですが、よくわからなかったのでスルーしていました。
モニターに至っては、なにか列車の番号だろうと勘違いしていた始末。

順番が来る。

満を持して「numero」を見せると、受け取った瞬間に、くしゃくしゃに丸めて捨てられる。
とてもショックを受ける。

気を取り直して、メモを見せながら切符をくださいと言うと、すぐに手続きをしてくれた。
何か言っているがよくわからず、聞き返すと、メモに数字を書いて渡してきた。
料金のことだと気づく。
クレジットカード(tarjeta)を渡す。
購入完了!


とても手間取ったが、無事に明日の切符を買うことができた。


明日は電車が9時52分発で、それに乗り遅れた場合、次の電車が20時とかになってしまうので、改札を確認しておくことにする。

すこし探して、改札を見つける。
間違いのないように少々観察して、予約の人は端っこの係員の人に切符を見せれば良いことを確認する。

準備は完了したのでホテルに戻る。
疲れたのと、せっかくなので、地下鉄(metro)を使うことにする。

タッチパネル式の券売機の操作がよくわからなくて、あたりをうろうろしていたが、適当に操作したらなんとか買うことができた。


グランビアまでは1.5ユーロだった。クレジットカードでも購入可能。
あやうく10枚綴りの券を買うところだったのは内緒。

駅と駅との間隔は1分程度と短い。


現地時間2012年8月29日18時00分
マドリードの滞在先ホテル


とりあえず、ホテルの部屋でブエルタ・ア・エスパーニャ(自転車レース)を観戦しながら一休み。

レースが終わり、気づくと、とてもおなかが減っていた。
よく考えると、お昼すら食べてない。
ご飯を食べに行くことにする。


第5夜へとつづく。

2012年9月8日土曜日

スペイン90日語学学習の旅~第3夜「迷子」~

ヘルシンキ空港から約4時間のフライトを経てマドリードに到着!


現地時間2012年8月28日21時00分
マドリードのバラハス空港タクシー乗り場


案内板を頼りにタクシー乗り場へと向かう。
たくさんタクシーがいて、列に並ぶとすぐに順番が来る。


タクシー
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shaq:
(住所の書いた紙を見せながら)ホテルバルベルデ(ようするに結構有名なところ)までお願いします。

運転手の兄ちゃん:
良いよ。グランビア通り29ね。

・・・しばらく運転する・・・

運転手の兄ちゃん:
ここらへんなんだけどな・・・。(車をバックさせたりしながらあたりを見る)

shaq:(え、場所知らないの??)

運転手の兄ちゃん:たぶんあの建物だよ。じゃあここで。

shaq:(え?前まで行ってくれないの?)グラシアス・・・?
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お金を払ってタクシーを降りる。悪い人じゃなかったが、適当だったから、チップはあげない。
たぶんあの建物だと言っていたところへ行く。

・・・違う!!
これ違うホテルですよ!
グランビア通りにはやたらとホテルがたくさんある。

で、泊まる予定のホテルが見つからない。

しょうがないので、スペイン語で道を聞くと、観光客だったらしく、英語で話してくれと言われて、英語で道を聞くと、相手も観光客だからよくわからなかった。


心の中の大泉さんとの会話
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大泉さん:
結局、スペインまで来てだ、マドリードの目抜き通りであるグランビア通りを、大きなトランクを転がしてだ、行ったり来たりしなきゃいけないわけだ。
スペインに来たからスペイン語で道を聞けばだ、スペイン語はわからないから英語を使えだの言われてだ。
このホテルはここらへんにあるよって言われてごらん?そんなことは最初からわかってたんだと言いたくもなるだろ?(いや、親身になって一緒にホテル探してくれてありがとうって思ってますよ!)
けどね、日本語で言えても英語やスペイン語で言える語学力は君にはまだないんだよ。
だから君には、90日後には、それくらいスペイン語で言えるだけの力をつけて欲しいとね、僕は思うわけだ。
そうだろ?shaq君。
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スペインに行く前に、大学の先生や親なんかに、「スリや強盗に気をつけろ!」と散々聞かされていたマドリードの街。
その街をいかにも観光客ないでたちをして小一時間歩き回る。

首絞め強盗なんていう恐ろしい強盗なんてのも聞かされていたため、あんまり入りたくなかった脇道に入ってみると、あっさりと探していたホテルが見つかる。


危うく、スペインの道端で「ここをキャンプ地とする」ところだった。
ホテル見つかって良かった。


チェックインして、カードキーを受け取り、部屋に向かう。
エレベーターが尋常じゃなく狭い。
どれくらい狭いかというと、トランク積んで人が乗ると、違う階で止まっても、新しく人が入ってこない。
さらに底面が台形という日本にはない形。


部屋についてドアを開けようとするが、開かない。
カードキーを持ってフロントへ戻る。

説明したら、もう一枚カードキーをくれた。
いや、交換してくれたらよかったんだけど。


一段落して休憩していると、となりの部屋から夜の営みの声が聞こえてくる。
「Yes~!」
そして、男の断末魔とともに、静かになる。
思ったより、壁が薄いのね。


ホテルで一泊!!!


第4夜へつづく

2012年9月5日水曜日

スペイン90日語学学習の旅~第2夜「入国拒否」~

現地時間2012年8月28日14時30分
ヘルシンキ空港


日本から約10時間のフライトを経て、乗継のためフィンランドのヘルシンキ空港にたどり着いた。

飛行機を降りてまずは、荷物検査へと向かう。
手荷物の中から、パソコンなど電子機器をトレーに乗せ、身に着けていた時計や携帯などもトレーに乗せる。
そして、ゲートをくぐる。何も鳴らない。

が、

外人の検査官のお姉さんに呼び止められる。


荷物検査場(外国語は訳してあります)
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外人の検査官のお姉さん:
Open.

shaq:
(手荷物のチャックを開ける)

外人の検査官のお姉さん:
(バッグの中の伊右衛門を取り出す)ブラッドレーウィギンスマークカヴェンディッシュ。

shaq:
(よくわからなかったのでとりあえず説明する)これは空港で買いました。

外人の検査官のお姉さん:
これは大きいよ。
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よくわからないうちに、一口しか飲んでない伊右衛門を取り上げられました・・・。
日本を出国したら当分お茶飲めないだろうから大事に飲もうと取っておいたのに!!



そして、ついに入国審査へ。


中部国際空港の回想
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ちょっと偉い人:
このままだと、向こうで入国拒否されるかもしれませんね。

受付のお姉さん:
ヨーロッパを出るときの日付で計算すれば良いので、入国拒否されることはなさそうです。
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いくら大丈夫と言われても、一度脅されている?側とすれば、不安を拭い去ることは出来ない。


入国審査(外国語は訳してあります)
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shaq:
ハロー。

外人のお姉さん:
Hello. ビザ持ってる?

shaq:
!?持ってません・・・。

外人のお姉さん:
ユーロ圏って90日以上いるにはビザいるの知ってる?

shaq:
!!!?知ってます・・・。

外人のお姉さん:
オッケー。

shaq:
??サンキュー。

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無事通過出来ました!
実際のやりとりはこんなに短くありませんが、ホームステイ先の住所教えたら入国させてくれました。


伊右衛門さんは入国拒否されてしまいましたが、代わりに自分は入国できました。
伊右衛門さんありがとう。あなたのことは忘れません。

そして、ついにユーロ圏に入りましたよぉ~!!


ヘルシンキでの待ち時間はWi-Fiスポットでメールを打ったりしていましたが、なかなか電波が悪い。
急に接続されなくなったりして、普通にメール打つより、結構時間がかかりました。


ヘルシンキ発マドリード行の飛行機に乗る。


マドリードに到着!


第3夜へつづく。

2012年9月1日土曜日

スペイン90日語学学習の旅~第1夜「搭乗拒否」~

日本時間2012年8月28日08時00分
中部国際空港


一人の学生(shaq)がスペインに向けて飛び立つために空港にいた。
目的は語学学習。
期間は90日。

飛行機の出発は10時30分。
チェックインの開始は8時30分からだった。

8時30分になり、早速チェックインの手続きをしに、カウンターへ向かう。


カウンター
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shaq:
お願いします。

受け付けのお姉さん:
はい。・・・(なにやら紙で計算をはじめる)・・・(偉い人を呼びに行く)

ちょっと偉い人:
このままだと、向こうで入国拒否されるかもしれませんね。

shaq:
え??

ちょっと偉い人:
かくかくしかじかで、とりあえず、カウンターをクローズする9時半までにもう一回来てください。

shaq:
わかりました・・・。
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自分が何かしましたか?
90日あるスペインでの生活に期待と不安を抱いていたのに、そもそも飛行機乗れない可能性は考えてなかった~。
簡単な送別会やら餞別やらお土産の話までしたのに!

逆に面白いからそれもまた良いか?←なんでやねん。



問題の概要は、ユーロ圏は90日まではビザなしで渡航できるが、自分の場合、帰りの便が、日本に着いた時点では91日?になってしまうため、入国審査で入国拒否される可能性があるので、ご搭乗することが出来ないかもしれないのだとか。
そのため、帰りの飛行機の便を1日早くすれば大丈夫なので、予約した旅行会社に連絡してくださいとのこと。

早速、予約した旅行会社に電話する。


携帯電話
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プルルルルル(呼び出し音)
電話口:
こちらホアキンロドリゲス旅行会社です。

shaq:
もしもし・・・

電話口:
ただいまの時間は営業しておりま・・・(自動応答
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まさかの自動応答に話しかけるという動揺っぷり。
大学内にお店がある旅行会社だったので、営業時間が10時からとのこと・・・って間に合わん!!
結局なにもできず、9時20分ごろになり、先ほどのカウンターへ向かう。


カウンター
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shaq:
あの~・・・。

受付のお姉さん:
あーさっきの!大丈夫でしたよ。

shaq:
え?

受付のお姉さん:
ヨーロッパを出るときの日付で計算すれば良いので、入国拒否されることはなさそうです。
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受付のお姉さんは笑顔でさらっと言いました。
いや、こちらは結構焦ってたんですが。

結局、無事飛行機に乗れることになりました。よかったよかった。

朝ごはんをあまり食べてなかったので、免税店でサンドイッチと伊右衛門を買いました。
液状のものは、持ち込み制限がありますが、免税店で買ったものは機内に持ち込むことが出来ます。

そして無事、飛行機に乗り込み、乗継先のヘルシンキへと向かう!



第二夜へつづく