2012年5月16日水曜日

株式投資を怖がる就活生のはなし


株式投資というとよくわかんないから怖いみたいなことを周りで聞く。

しかし、そういう人も就活はする。

株は怖いけど就活はする。

自分には不思議に聞こえる。



就活するということは、自分の人生のうち何年かをその会社に投資するというのとほとんど同じことだ。

いくらしたいことをするためといっても、就職先の企業が倒産したら元も子もない。

東証一部上場でも今にも倒産しそうな債務超過気味で株価も1ケタみたいな会社に就職しようと思うのか?

これは極端な例だとしても、毎年、営業利益は赤字だけど経常利益で黒字になっているような企業よりも、

営業利益が売上高の10%以上ある企業のほうが就職したいと思う。



少なくとも、就職できるくらいだったら、その企業の株も買えるはずであるし、買った方が望ましいと思う。

企業研究うんぬんかんぬんしないといけないと思っているなら、

大学入ってアルバイトしてお金貯めて、2年生くらいの時に、自分が働きたい業界のよさそうな株を買う方がよっぽど良いと思う。

自分のお金なら企業の財務諸表も一生懸命読むだろうし、3年秋になって慌てなくて済むだろう。



結局何が言いたいかというと、株は会社を分割したもので、会社の一部なのだから、

その会社の株を買っても良いと思えるようなところに就職したほうが良いんじゃないの?ということでした。

2012年5月14日月曜日

「馬鹿」のはなし


馬鹿の語源の俗説として、「鹿をさして馬となす」(「史記(秦始皇本紀)」の故事から)がある。
秦の趙高が二世皇帝の
胡亥に、鹿を「馬である」と言って献じた。
胡亥は、最初は鹿だとわかっていた。
けれども、趙高の権勢を恐れ、「これは馬です」と答えるものや、「鹿です」と答えるものや、何も答えないものもいた。
胡亥は献上された動物がだんだん鹿なのか馬なのかわからなくなってしまった。

後日、「鹿です」と答えた者は暗殺された。
この後、趙高の専横をとがめるものはいなくなり、秦の滅亡は早まっていく。



えらい人がやってきて、

こうした方がいいよ。みんなやっているよと言う。

それを盲目的に信じる。または、なにかおかしいと思ってもそれに従ってしまう。

それは馬鹿と一緒なんだと思う。



このえらい人が悪いことをしようとして教えたわけではなくても、

そもそもこの人が馬鹿だったらもともこもない。



他人の言うことを聞くなということではなく、一度自分のフィルターを通して考えなければダメだ。

自分で考えて、同じ結論になれば、それで良い。



だから、大抵の場合、自分が選択した結果を他人のせいにするのはナンセンスなのだ。
 
 
 
自分のなかにある、なにかおかしいと思う感覚を大切にしたい。